ニュージーランドで行われている現地の認定講座に参加した時のことです。
現地の認定講座は認定講師や認定プラクティショナーがお手伝いとして参加するため、ちょっとした同窓会にようになるのです。
さて、講座の最後にはカウンセリングセッションが行われます。
その時には講師もプラクティショナーも生徒さんに交じってセッションを行いますので、私も一人の生徒さんと組んでプラクティショナー役とクライアント役の両方をしました。
そのときに気がついたことが、「自分でボトルを選ぶときの落とし穴」でした。
講座を受けた後ですから、すべての生徒さんたちは、カウンセリング、そしてボトルの選択は上手にできていたのです。ただ、まだ勉強の途中ということもあるのでしょうか、自分のためのボトル選びとなると、
少し頭を傾げてしまうことが多々あったのです。
私のところにカウンセリングセッションで来る方も、「実は今までにフラワーエッセンスを使ったことがあるのですけど、実際に作用しているのかどうか?」と仰る方も多くいらっしゃいます。
そこで、これまでにどんなボトルを使っていたのかという話を聞いてみると、
「うーん」とうなってしまうことがあります。
もちろん、ボトル選びに「間違い」というものはありません。
しかし、フラワーエッセンスは、現代医学の薬のように、頭が痛いから頭痛薬、おなかが痛いから胃腸薬といった、外に現れた症状によって選ぶ対処療法のメソッドでは構築されていません。
もちろん「○○だからこのエッセンス」という選び方はできるのですが、フラワーエッセンスは薬ではありませんから、それは普遍的ではないのです。
なぜなら、そこに「パーソナル(個性)」が介在するからです。
実はそこをどのように捉えるかが、プラクティショナーの存在理由の一つではないかと思ったりもしています。
それでは、どのようなケースがあるのでしょうか?
実際の例を一つ挙げてみたいと思います。
ある方が自己診断して選んだボトルは
@ 誕生日から選んだ「キーノート」エッセンス
A 今世の課題、今世の魂の課題ボトル
B シダのボトルから1本
C チャクラのボトルから1本
D 種のボトルから1本
E プラントのボトルから1本
F 花のボトルから1本
というものでした。これをトリートメントボトルにしていたそうです。
決して間違いではありません。フラワーエッセンスなので、なにか副作用が出ることもありません。
ただ、パーソナルというものにはまったくフォーカスされていないような気がしました。
@については自分の誕生日がわかれば、誰でも選ぶことができます。
Aも同じくNZフラワーエッセンスでは誕生日から選びますのでこれも誰でも選ぶことができます。
そしてそれ以外はキーワードから選んだということでした。
何度も言いますが、キーワードから選んでいくのは決して間違いではありません。ただ、一つには、そのキーワードを選ぶときの理由が問題なのです。
「それはもしかして、外に現れている症状や感情だけから選んでいませんか?」
「それは『お薬』の選び方(対処療法的選択)ではありませんか?」ということなのです。
そしてもう一つには、せっかくのこのニュージーランドフラワーエッセンスのメソッドが活かされていないという側面もあるのです。
「楽しむ」という点では、ボトルを自由に選んでもいいのですが、
「せっかく使ってみるのであれば・・・」という思いは誰にでもあるはずです。
おもいっきり楽しんでいただくためには、やはりニュージーランドフラワーエッセンスのメソッドに沿うのも一つの有効な方法ではないでしょうか。
特に上記のAのボトルは「お楽しみ」で入れる分にはいいのですが、
ニュージーランドフラワーエッセンスのメソッド上では最終段階です。最初にこのボトルを使うのは
(なんどもすみません)間違いではありませんが、車の免許を取ったばかりの人がいきなりスポーツカーでレースをするような感じになってしまいますので、
通常、プラクティショナー視点でみていれば、お勧めすることはありません。
例えばスポーツ観戦をするのにそのスポーツのルールを知っているのかどうかでは、楽しみ方の幅が違ってきますよね。ニュージーランドフラワーエッセンスのメソッドもそれと同じで、 その方法に沿うことで、100%楽しんでいただけるのです。
「これまでにフラワーエッセンスを試してみたけど・・・」
「ニュージーランドフラワーエッセンスを試してみたのですが・・・」
というような声をカウンセリングセッションを受けに来られた方からよく耳にします。
あるいは、「最初はよかったのだけど、その後が・・・」
という言葉も同様に寄せられています。
これらのことの原因の一つは「同じパターンに陥っている」ということも考えられます。
そもそもフラワーエッセンスを始めるということは、「自分自身の心の声を聞く」ということになります。
それは自分に向き合うことでもあるため、今まで蓋をしていた部分にも目を向ける必要があるのです。
これを自分一人で行っていくのは少しだけ、勇気とスキルが必要になります。なぜなら、
もし今までにもできているのであれば、フラワーエッセンスなんて必要ないですよね。
自分で選んだボトルを使ってみたけど効かない。
効いているのかわからない。
一瞬は効いたのだけど、エッセンスがなくなって少ししたら、またいつもの自分に戻っていた。
こうした場合の多くの原因は「選び方」にあります。
それは「今ある気持を解消したい」というあなたにとってのネガティブな要素に対しての
「感情」だけで選んでいるからです。
これはいわゆる「頭が痛いから頭痛薬」といったような対症療法と同じ視点で選んでいるからです。
それは西洋医学で言えば、鎮痛剤を飲んだことと同じで、合わないから効かない、あるいは、
一瞬は効くが、原因を解決していないので、また出てくる、といったものなのです。
ですから、自分で選ぶということは、「自分自身の心の声」に向き合っていく必要があります。
ただ、その時に障害になってしまうことがあるのが、「パターン」なのです。
「スタックしてしまうというパターン」そのものに目を向けて、そこに対するエッセンスを選択することこそが、
フラワーエッセンスのメソッドの一つだと考えています。
プラクティショナーはその部分を引っ張り出すお手伝いをしているのです。
パターンを無視したエッセンス選びは、散らかったままのお部屋に新しいソファーやテレビを入れるのと同じようなもので、
目につく新しい家具を交換するだけで、部屋は散らかったままなのです。
「パターンを変える」ということは、ただ新しいモノを入れることではなく、
部屋そのもののレイアウトを変えていくということなのです。
「フラワーエッセンスを使ってみたけど・・・」というのは、 売り場に置いてある家具を見ていて、「いいなー」と思って購入しても、 実際にお部屋にはサイズが合わなかったり、雰囲気が違ってしまったりすることと同じなのです。 「キーワード」や「ボトルの説明文」という「売り場の雰囲気」だけで選ぶ、対処療法的な選択は こうした状態を作り出してしまうのです。
あるいはこれをニュージーランドフラワーエッセンス風に表現するとすれば、
今、あなたのお庭に咲いている「お花」。これはあなたにとっては変容させたい花だとしましょう。
なぜなら、それは「あなたというお花(あなたの持つ本当の個性)」ではないから、
それを受け入れたくないと感じているからです。あるいは、「あたはというお花」であったとしても、
元気がなかったり、きれいな色がでていなかったり。
あなたのお庭の表面に出ている「お花」の部分(感情)だけにフォーカスして、これをカット
(感情と言う視点で選んだフラワーエッセンスを使う)したとしても、
一瞬はそのお花がなくなりますが、そこにはまた同じ花が咲いてきます。
しかし、プラクティショナーはカットすることだけを考えません。
咲いているお庭の雑草を抜き、必要がないお花の根っこを抜き、
土を耕し、新しい種をまく。こうして根本からあなたのお庭を変容させていくことを
カウンセリング・セッションでサポートするのです。
そこで有効になってくるのがカウンセリングセッションなのです。
できれば、対面セッションがいいです。ただ、、
Eメールでセッションを行う理由は時間的、距離的な理由で対面では受けられない方がいらっしゃるからです。
(ですから希望される方には電話をかけていただいてのセッションも行っております)
Eメールでのセッションでは、対面のカウンセリングと変わらないように相互のメールのやり取りをしてまいります。
でないと、インターネットの占いみたいに、「基本情報を入れると、答えがすぐに出てくる」という画一的なものになってしまいますよね。
それはそれでエンターテイメントとしては面白いのですが、プラクティショナーとしての責任を果たしたことにはなりません。
今、全国でこのニュージーランドフラワーエッセンスのカウンセリングセッションの知識とスキルを持ったプラクティショナーが 活動をしています。 (お問い合わせいただけましたら、近くのプラクティショナーをご紹介いたします)
ボトルを購入するのでもコストはかかります。ボトル選びに自信がない方
例えば、一回ボトルを選んだの後に、「あー、やっぱりこっちのキーワードも気になる」とか「もしかして自分に合っているキーワードはこっち?」というように迷ってしまう。
これはまさに、感情として表れていることは見ているが、何故その感情が現れているのかという、
根っこにあるパータンを見ていないことになります。
フラワーエッセンスが初めての方も、これまでに使ったことがあるという方も、
対面であれ、E−メールであれ、まずはカウンセリングセッションを受けられてはいかがでしょうか。
お問い合わせはこちらのページからどうぞ。