アロマテラピーは薬理作用を考えて精油をセレクトし、ブレンド、吸入やマッサージによって香りが心と体に働きかけます。
同じアロマテラピーの中の「サトル」アロマテラピーは現代アロマテラピーの祖の一人であるパトリシア・デーヴィスによって定義づけられたもので、
Subtleという言葉が表すように、より細かな、微細な感覚でのアロマテラピーということになります。
それは5つ感覚以外の「わずかに感じることができる感覚」で捉えるという意味になり、そのため
サトルアロマテラピーという言葉はしばしば、イコール「直観で精油を選ぶ」という意味のように使われていることもあります。
私たち人間には5感以外の感覚が必ずありますから、その部分を精油の選択に使うというのはアロマテラピーの一つの方法だと思います。
ただ、話が「感覚」ということですから、こうして文章にすると理解するのが少し難しい場合もあるのではないでしょうか。
たとえば、「では香りを感じてください」という表現で説明を聞いたとしましょう。
これをすぐに理解して、実践できる人もいることでしょう。しかし一方で、
実際に言葉としては理解できるかもしれませんが、「香りを感じるってどういうこと?」と疑問に思われる人もいるのではないでしょうか。
私たちは「感じる」ということ、「感覚で捉える」ということは、個人個人の「得意分野」に近いことであると考えています。 それが得意か不得意かによって習得できるか否か、あるいは習得スピードが変わってくるからです。 これは、足が速い人、字を書くのが上手な人、算数が得意な人、そんな「得意」と同じようなことです。 「計算が早い人」と同じラインで、「感覚で捉えることが上手な人」となるのではないでしょうか。 たくさん勉強すると算数ができるようになりますし、毎日走れば50メートル走のタイムもあがります。 このように考えますと、「感覚で捉えること」もそれらと同じで、練習すれば誰にでもできるようになることの一つであるのではないでしょうか。
とは、言いましても、やはり、得意、不得意ということですから、 特に「習得方法」によってはその人に合う、合わないということがあるかもしれません。 たとえば、「じゃあ、あなたの感覚を研ぎ澄まして下さい」と言われても、 「それって、なに?、どうすればいいの?」と思う場合もありますし、 「瞑想をして・・・」と言われても「うーん、うまくできないかも・・・」となったり。 あるいは具体的には、「あなたが『好きだ』と思う精油を選んでください」と言われた場合、 90%以上の方が最終的に『選ぶ』という行為を果たすかと思うのですが、 心のどこかでは、「うーん、でも本当にこれが好きなのかどうかはわからないし、 明日になれば違っているかもしれないし、先生に選べって言われたし、あんまり迷っているのも迷惑だろうから、 とりあえずコレにしておこうかなー」と考えている方がいるかもしれません。 つまり、「わかったような、わかってないような」そんな印象を残してしまっていることもあるかもしれないのです。
このように、いきなりストレートに【感覚】の部分にアプローチしてしまった場合、 すぐにできる人と、そうでない人に分かれることもあるかもしれません。 「すぐにできる人」は、言ってみれば「算数の得意な一年生」が、指を使わずに足し算や引き算がすぐにできたり、 教わってもいないのに3桁の計算ができたりするようなことかもしれません。 算数の得意な人、スポーツの得意な人、国語や言葉を使うことが得意な人、 それぞれ理解しやすいなアプローチ方法は違います。 「感覚で捉える」ことを練習するためには、上に書いた方法も含めて、様々な方法があるかと思いますが、 【占星術アロマテラピー】もその一つであり、この手法は算数で言えばちょうど、 小学校一年生の教科書から九九を覚えているあたりの難易度で、誰でも入っていける広い入口だと考えています。 また、【占星術アロマテラピー】はロジックとしてまず左脳で理解していきますので、 【感覚】という科目が得意であっても、そうでなくても、 「練習」を進めていけるツールであると考えています。
占星術の情報量はかなり膨大なものになると思います。
そうなってきますと左脳だけではとうてい処理しきれません。
これはちょうどその量の多さに左脳だけでは捉えきれずに右脳を使うといわれている「漢字」のようなものではないでしょうか。
なにより、【占星術アロマテラピー】は、占星術のロジカルな部分を、
「香り」という【感覚】につなげていきますから、左脳から右脳への転換、
つまりロジックから感覚への転換が知らず知らずのうちにできてしまうのだと思います。
ですから、【感覚で捉えること】が得意であっても、そうでなくても心配ないのです。
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