カウリ・ホリスティック・ヒーリングで行っておりますサトルアロマテラピー講座につきまして、 私たちの講座に対する姿勢をブログに書いたことがあるのですが、そちらを転載してみました。
「サトルアロマを体験してみないなー」と思われている方は是非、ご一読を。
サトルアロマテラピーというのは比較的最近になって登場した新しい言葉です。
私がアロマテラピーを学んだIFAの創設者のひとりであるパトリシア・デービスさんが提唱したもので、
精油の化学的な部分ではなく、それぞれの精油が持つの「波動」に注目し、
それによって心の深い部分にもアプローチしよう、というものです。
と、サトルアロマテラピーの一般的な解説を書いたところで、
この文章の太字部分は、そのまま異なる言葉に置き換えても、意味が通るなー、と思いました。
植物の化学的な部分ではなく、それぞれの植物が持つの「波動」に注目し、
それによって心の深い部分にもアプローチしよう、というものです。
とこれはフラワーエッセンスの説明にもなるのです。
カウンセリングセッションにおいて、それが占星術アロマテラピーであれ、 フラワーエッセンスであれ、カウンセリング手法そのものは同じ基盤の上にあります。 違いはそれを「精油」を使ってアプローチするのか、「フラワーエッセンス」を使ってアプローチするのか、 という部分になります。
精油を波動という視点で捉えることがサトルアロマテラピーの定義と仮定すると、 精油の波動という概念を感覚的に捉えるために、 「いろいろな角度から」のアプローチを試みましょうよ。 というのがサトルアロマテラピー講座なのです。
こうした講座の場合、どうしても「感覚」というものを伝えることが必要になるかと思います。 一度わかってしまうと、なんてことはないのですが、案外それまでがうまく伝わらなかったりすることもあるような気がします。 それはまるで自転車の補助輪を取るときの練習みたいな感じかもしれません。
仮に、伝える側(講師側)が、自分の経験をもとにして行いますと、
「感じてください」とか「こうこう、こうしてください」という表現や方法を使い、
一元的な見方のみに偏ってしまう場合もあるかもしれません。
もちろんそれでも「伝わる」と思います。
ただ、次にその受講生が立場を変えて誰かに伝えようと思ったときには、説明が難しくなることも予想できます。
「これはこういうものだから」という理由しか言えなくなってしまうからです。
空は青い。
これを、「空は青いから青い」あるいは「昔から青いから青い」という漠然とした説明では、
受講生はいつまでたっても受講生の域を抜けることができません。
「空が青いのは青色の光の波長が短く・・・」ということを伝えれば、理解ができますし、
それを学んでいただくことで、逆になぜ朝夕は赤くなるのか?という応用もできるようになってきます。
精油を「感覚」で捉えることもこれと同じだと考えますと、
ただ単に「感じてください」というのは習得することに関しては問題ないかもしれませんが、それ以降になかなか進みません。これは「感覚」を伝えるということではいいのですが、結局は「おなかが空いている人に魚を釣ってあげる」という行為で、
釣り方を教えているわけではありませんので、「釣り」は私がやるという独占企業状態を作り出しているのかもしれません。
私たちの講座では、「その後」を考えている生徒さんが多いため、習得ももちろんですが、
今度は自分が伝える側になった時に話ができることも伝えていければなーと思っているのです。
また、習得だけをみましても、いろいろな角度(左脳的、右脳的)にすることによって、
(特にカウリ・ホリスティック・ヒーリングでは左脳的な部分は名物になっていますので?面白いですよ)
目的地までは生徒さん自身が登りやすいルートをいくつも作っています。
これはロッククライミングのウォールにいっぱい手がかりをつけるのと同じですね。
講座では「まず、これはこうして、次にここではこうして、右手でこうして、ここでこの精油を使って」というように、 ある一つのやり方やルートを示し、そこに対してどんどんサポート体制を整えるというシステム的なことを進めるのではなく、 ゴールに対してのさまざまなルートを示し、基本的には自力で登ってもらえるようなサポートを考えています。 それが癒しの次にある「気づき」であったり、「目覚め」であったりするのかもしれないと思うからです。
教えるという言葉と、伝えるという言葉で比較したとき、伝えるということをしたいなー、 そんな風に考えているのがサトルアロマテラピー講座です。